ビルの地下にある電気室、工場の受電設備、街中に立つ高圧キュービクル。これらの電気保安を法律上担うのが、第三種電気主任技術者(電験三種)です。事業用電気工作物の保安監督ができる、電気事業法に基づく国家資格として知られています。
本記事では、電験三種を、電気技術者試験センター・電気事業法・経済産業省の一次情報をもとに解説します。
なお本記事は、データに基づく中立性を保つことを編集方針としています。詳しくは 編集ポリシー と 免責事項 をご覧ください。
1. 電験三種の全体像 ── まず押さえる3点
電験三種を理解するうえで外せない3つの視点を、最初にまとめておきます。
- 電験三種は事業用電気工作物の保安監督ができる国家資格:電気事業法に基づく必置資格で、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物が監督範囲です(出力5千kW以上の発電所は除外)
- 受験資格は不問・年2回・4科目(理論・電力・機械・法規):科目別合格制により、合格した科目は申請することで最大連続5回まで免除されます
- ビルメン業界の資格「3種の神器」の1つ:設備管理業界で働く・キャリアアップする際に、取得しておくと役立つ資格「3種の神器」のうちの1つです
なお、「電験三種は電気工事士の上位資格」と紹介されることがありますが、これは正確ではありません。両者は所管こそ同じ経済産業省ですが、根拠法も担う役割も別の資格です。後ほど詳しく説明します。
それぞれのポイントを、順に見ていきます。
2. 第三種電気主任技術者(電験三種)とは ── 電気保安の国家資格
ビルの地下にある電気室には、高圧で受電した電気をビル全体に分電している設備があります。この設備の保安を法的に担うのが電気主任技術者です。
電気主任技術者は電気事業法に基づく国家資格で、所管は経済産業省、試験を実施するのは一般財団法人 電気技術者試験センターです。免状は第一種・第二種・第三種の3区分に分かれ、扱える事業用電気工作物の電圧範囲が区分ごとに異なります。電験三種はそのうちの第三種にあたります。
2.1 電気事業法上の選任義務
電気技術者試験センターの公式によると、電気主任技術者の選任義務は次のように規定されています。
事業用電気工作物(小規模事業用電気工作物を除く。)の設置者(所有者)には、電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、電気主任技術者を選任しなくてはならないことが、電気事業法で、義務付けられています
つまり電気主任技術者は、「必置資格」です。事業用の電気工作物を設置するなら、その設備の規模・電圧に応じた区分の電気主任技術者を置くことが法的に義務づけられています。
2.2 第三種・第二種・第一種の保安監督範囲
3区分の保安監督範囲は、電圧の上限で分かれています。
| 区分 | 保安監督範囲 |
|---|---|
| 第三種 | 電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千kW以上の発電所を除く) |
| 第二種 | 電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物 |
| 第一種 | すべての事業用電気工作物 |
(出典:電気技術者試験センター「電気主任技術者の資格概要」/取得日 2026-06-05)
第三種は電圧5万ボルト未満を担当し、ビル・中小工場・小規模発電所などの多くがこの範囲に収まります。ただし、出力5千kW以上の発電所は第三種の保安監督範囲から除外されており、より上位の第二種以上が必要になります。
2.3 事業用電気工作物と一般用電気工作物の違い
電気工作物は、法令上事業用と一般用で明確に区分されています。
- 事業用電気工作物:工場・ビル・発電所など、規模の大きい電気設備や電気事業用の設備。電気主任技術者の担当領域
- 一般用電気工作物:住宅・小規模店舗の電気設備など。電気工事士(主に第二種)の担当領域
この区分は法的に分担されており、誰が何を扱えるかが明確に分けられています。電気工事士と電気主任技術者の役割が混同されがちですが、対象とする電気工作物がそもそも違うという点は、後ほど詳しく説明します。
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事業用電気工作物の中には、自家用電気工作物(自家用発電・受電設備)と電気事業用電気工作物が含まれます。また「小規模事業用電気工作物」など、選任義務の例外規定もあります。細かな線引きの最新内容は、電気技術者試験センターの公式情報や経済産業省の関連ページでご確認ください。
3. 電験三種の受験概要 ── 4科目・科目別合格制・年2回
2022年度(令和4年度)から、電験三種の試験は年1回から年2回(上期・下期)に増えました。上期は夏、下期は冬に試験が行われ、後述の合格科目免除制度により数年計画で取得する方も多い資格です。
3.1 受験資格 ── 原則なし
電験三種に受験資格はありません。年齢・学歴・実務経験などの要件はなく、誰でも受験できます。
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電気事業法上は、試験合格以外にも「学校卒業+実務経験」による認定取得のルートがあります。試験合格ルート以外の詳細は、電気技術者試験センターや経済産業省の公式情報でご確認ください。
3.2 試験科目と出題形式
電験三種の試験は、4科目で構成されています。
| 科目 | 主な範囲 |
|---|---|
| 理論 | 電気理論・電子理論・電気計測 |
| 電力 | 発電・変電・送電・配電 |
| 機械 | 電気機器・パワーエレクトロニクス・電動機応用・照明・電熱・制御 |
| 法規 | 電気事業法・電気設備技術基準等の関連法令 |
(出典:電気技術者試験センター「第三種電気主任技術者試験 試験概要」/取得日 2026-06-05)
出題形式はマークシートに記入(筆記方式)またはパソコンで解答(CBT方式)する五肢択一方式です。4科目すべてに合格すれば、第三種電気主任技術者試験の合格となります。
3.3 合格基準
合格基準は、各科目で原則6割(100点満点中60点)以上の得点が目安になっています。最終的な基準は年度ごとに公表され、その「合格基準等」に沿って合否が決まります。最新の基準は、電気技術者試験センターの公式情報でご確認ください。
3.4 科目別合格制 ── 最大連続5回まで免除
電験三種には科目別合格制があります。公式の表現は次のとおりです。
最初に合格した試験以降、その申請により最大で連続して5回まで当該科目の試験が免除
つまり、4科目を1回ですべて合格できなくても、合格した科目は申請により最大連続5回まで次の試験で免除されます。「以降」は合格した試験の次から数えるため、連続5回=期間としては2.5年間です。最初に合格した試験も含めると、足掛け3年で合計6回(合格した1回+免除5回)の受験機会があることになります。1年で全科目合格を狙うのではなく、数年計画で順に4科目を仕上げる方が多いのは、この制度があるためです。
3.5 試験方式 ── CBT方式と筆記方式の併用
電験三種は現在、CBT方式と筆記方式が併用されています。令和8年度上期は、CBT方式が7月中旬〜8月上旬(2026年7月16日〜8月9日)、筆記方式は8月下旬(8月30日)に実施されます。受験者は申込時にどちらの方式で受けるかを選択できます。公式によると、CBT方式と筆記方式の間で出題範囲・問題数・配点・難易度は同等とされており、選びやすい方で受験できます。
なお、受験料・最新の試験日程・申込期間は、年度によって変更される場合があります。最新の情報は電気技術者試験センターの公式情報でご確認ください。
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試験が年2回(上期・下期)に増えたことにより、同じ「最大連続5回の免除」でも、年2回まで制度を活用できるようになりました。1〜2年の短期間で電験三種の取得を目指す受験者にはメリットになります。詳細については公式の最新案内でご確認ください。
4. 電気工事士・電気工事施工管理技士との違い ── 3資格の役割と所管
街の電気工事屋さんが家のコンセントを増設したり、エアコンの電源工事をしたりする作業は、電気工事士の仕事になります。一方、ビルや工場の電気設備が法令どおりに安全に運用されているかを日々監督するのが、電験三種の仕事です。同じ「電気」がつく国家資格でも、役割と根拠法が違います。
4.1 3資格の違いを整理
混同されやすい3つの資格を、表でまとめておきます。
| 資格 | 役割 | 根拠法 | 所管 | 対象 |
|---|---|---|---|---|
| 電気工事士 | 電気工事の作業 | 電気工事士法 | 経済産業省 | 一般用+自家用一部 |
| 電気主任技術者(電験三種) | 電気保安の監督 | 電気事業法 | 経済産業省 | 事業用電気工作物 |
| 電気工事施工管理技士 | 建設現場の施工管理 | 建設業法 | 国土交通省 | 建設工事の管理 |
3資格はそれぞれ「作業」「保安監督」「施工管理」と担う役割が異なり、根拠法も電気工事士法・電気事業法・建設業法と分かれています。所管も電気工事士と電験は経済産業省、施工管理技士は国土交通省と別です。
4.2 「電気工事士の上位資格」は正確ではない
電験三種は「電気工事士の上位資格」と紹介されることがありますが、これは正確な表現ではありません。電気工事士は電気工事の「作業」を行う資格、電験三種は事業用電気工作物の「保安監督」を行う資格で、法律も対象も異なるためです。
電気工事士の主な対象は一般用電気工作物(住宅・小規模店舗など)と自家用の一部です。一方、電験三種の対象は事業用電気工作物(ビル・工場・発電所など)で、両者は法的に役割が分担されています。「電気工事士の上の資格を取れば電験三種」というステップではなく、別の領域の資格として捉えるのが実態に即しています。
電気工事士の試験区分・できる作業の範囲・将来性については、別記事で解説しています。
→ 電気工事士とは|第二種・第一種の違い・できること・将来性
5. 電験三種が活きる現場 ── ビルメン・工場・電気保安法人・独立開業
街中で設置されている高圧キュービクル(高圧受電設備)の背後には、電気主任技術者が選任されています。事業用電気工作物を持つ事業所には、規模に応じた電気主任技術者を置くことが電気事業法で義務づけられているためです。
5.1 ビルメンテナンス
大規模ビル・商業施設の電気保安は、電験三種が活きる代表的な現場です。ビルの電気室にある高圧受電設備の点検・保守・監督は、電気主任技術者の役割になります。ビルメンテナンス業界では、電気工事士と並んで電験三種は中核資格のひとつに位置づけられています。
ビルメン業界では電験三種は4点セットの先のキャリアアップ資格とされています。詳しくは次の章で説明します。
5.2 工場(製造業の電気保安)
製造業の工場で、高圧受電している自家用電気工作物の電気保安監督も電験三種の領域です。電気設備の保守・点検・絶縁測定・年次点検などを担い、工場の電気の安全運用を支える立場になります。
5.3 発電所
電験三種で監督できる発電所は、出力5千kW未満の発電所です。出力5千kW以上の発電所は第三種の保安監督範囲から除外されており、第二種以上が必要になります。中小規模の太陽光発電所などは第三種の範囲で対応できることが多い領域です。
5.4 電気保安法人・外部委託承認制度
自家用電気工作物の設置者が、主任技術者を個別に選任せず、保安業務を電気保安法人に外部委託する制度があります。電験三種を持つ人が電気保安法人に所属し、複数の事業所の保安監督を担当する仕組みです。事業者にとっては個別選任に代わる選択肢となり、電気主任技術者にとっては一拠点に縛られず複数現場を担当できるという働き方になります。
ただし、取得直後から外部受託ができるわけではありません。所定の実務経験(原則5年・保安講習の修了などにより3年に短縮可能)を積むことが要件とされており、電気保安法人への所属はその後になります。
5.5 独立開業ルート
実務経験を積んだ上で、個人事業主(電気管理技術者)として独立する、あるいは自ら法人を立ち上げる形で電気保安業務を担うルートもあります。働き方や収入は、本人の経験・地域・取引先によって大きく異なります。
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事業用電気工作物の自家用設置者は、電気事業法上、主任技術者の選任または外部委託のいずれかの形をとる必要があります。外部委託承認制度の細かな運用要件(個人事業主としての登録要件・経験年数の要件など)は、経済産業省の電気保安行政の最新情報でご確認ください。
6. ビルメン文脈での位置づけ ── 4点セット+電験三種・3種の神器
ビルメンを目指す方が最初に取る「4点セット」。その先のキャリアアップ資格として電験三種が紹介されることが多いのが、ビルメン業界での位置づけです。
6.1 ビルメン4点セット(電験三種は含まれない)
ビルメンテナンス業界で「4点セット」と広く呼ばれるのは、次の4つです(業界慣用の呼称で、特定の業界団体が公式に定義しているものではありません)。
| 4点セット | 資格名 | 所管 |
|---|---|---|
| ① | 第二種電気工事士 | 経済産業省 |
| ② | 二級ボイラー技士 | 厚生労働省 |
| ③ | 第三種冷凍機械責任者 | 経済産業省 |
| ④ | 危険物取扱者 乙種第4類(乙4) | 総務省消防庁 |
電験三種は4点セットには含まれず、4点セットを取得した後のキャリアアップ資格として紹介されることが多い位置づけです。
ビルメン4点セットの1つである危険物乙4については、別記事で解説しています。
6.2 ビルメン「3種の神器」(電験三種+ビル管+エネ管)
4点セットの先のキャリアアップ資格群として、業界で広く言われる呼称が「3種の神器」です。構成は次の3資格とされます。
- 第三種電気主任技術者(電験三種)
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
- エネルギー管理士
これも業界慣用の呼称で、業界団体が公式に定義しているものではありません。3資格はいずれも難易度が高く、取得すれば担当できる現場・任される役割の幅が広がるとされる位置づけです。ビル管理士・エネルギー管理士の詳細は本記事の対象外ですが、電験三種はその一角として広く知られている資格です。
7. 電験三種の学習方法・資格取得の進め方 ── 独学/通信/給付金/科目別合格制の活用
電験三種は、年2回・科目別合格制を活用しながら、2〜3年で4科目を順に攻略する方が多い資格です。学習スタイルは、大きく独学・通信講座・通学の3つに分かれますが、ここでは独学と通信講座について解説します。
7.1 学習時間の目安
受験対策本や通信講座各社では、目安として1,000時間前後を挙げることが多いようです。電気工事士よりも学習量が大きい資格とされており、特に電気の基礎知識(高校物理・電気回路・三相交流など)の有無で必要時間は大きく変わります。「○時間で必ず受かる」と断定できる資格ではない点は押さえておきたいところです。
7.2 独学のメリット・課題
電験三種は受験者数の規模が大きく、市販テキストや過去問集が豊富にそろっています。費用を抑えやすい一方、4科目すべてを自分だけで仕上げる負荷は大きく、特に理論・機械の数学・物理の基礎が手薄な方は途中で手が止まりやすい資格でもあります。科目別合格制を活用して、1〜2科目ずつ仕上げていく独学スタイルも一般的です。
7.3 通信講座という選択肢
通信講座は、教材・添削・質問対応がセットになり、在宅で学習できるスタイルです。電気の基礎が手薄な方や、学習計画を自分で立てるのが苦手な方に向いた選択肢として紹介されます。費用は独学より高くなりますが、後述の教育訓練給付金の対象になっている講座も時期によってはあります。
7.4 ステップアップの方向性 ── 電験二種・一種への道
電験三種より上位の資格として、第二種電気主任技術者(電験二種)と第一種電気主任技術者(電験一種)があります。電圧17万ボルト未満・すべての事業用電気工作物と、扱える範囲が広がる代わりに、難易度・科目数・実務経験の要件が大きく上がります。上位資格には第一次試験と第二次試験の2段階構成があり、合格率も電験三種より大きく下がる位置づけです。
ただ、ビルメン・中小工場・小規模発電所など、多くの現場は電験三種の範囲で対応できます。まず電験三種で活躍の場を広げてから、必要に応じて上位を目指す方が多いのが実態です。
7.5 教育訓練給付金の対象になり得るか
電験三種対策の通信講座のなかには、厚生労働省の教育訓練給付制度の対象になっているものがあります。対象になっていれば、受講修了後に受講料の一定割合(一般教育訓練給付の場合は20%・上限あり)が支給されます。
ただし、対象講座の指定状況は時期によって変動します。「実質無料」と断定できる仕組みではなく、対象者の要件(雇用保険の被保険者期間など)もあるため、最新の指定状況や自分が対象かどうかは厚生労働省の検索システムでご確認ください。給付制度の全体像は、別記事で解説しています。
8. よくある質問(FAQ)
Q:電験三種はどれくらい難しいですか?
A:4科目それぞれの内容が広く、合計1,000時間前後の学習時間が目安とされる資格です。1回の試験ですべての科目を合格するのは難易度が高く、科目別合格制を活用して数年計画で取る方も多くいます。最新の合格率は電気技術者試験センターの公式情報でご確認ください。
Q:電験三種に受験資格はありますか?
A:ありません。年齢・学歴・実務経験などの要件はなく、誰でも受験できます。試験合格以外の取得ルート(学校卒業+実務経験による認定)も電気事業法上に存在するとされていますが、細部は電気技術者試験センターでご確認ください。
Q:学習時間はどれくらい必要ですか?
A:通信講座各社では1,000時間前後を目安とすることが多いようです。ただし電気の基礎知識(高校物理・電気回路・三相交流など)の有無や、1日に確保できる学習時間によって、必要な時間は変わります。
Q:電気工事士とどう違いますか?
A:役割と根拠法が違う別の資格です。電気工事士は電気工事の作業を行う資格(電気工事士法・主に一般用電気工作物が対象)、電験三種は事業用電気工作物の保安監督を行う資格(電気事業法・事業用電気工作物が対象)です。所管は同じ経済産業省ですが、対象とする電気工作物がそもそも違います。「電気工事士の上位資格」という表現は正確ではありません。
Q:電験三種で独立開業できますか?
A:実務経験を積んだ上で、電気保安業務を個人で担うルートはあるとされています。電気保安法人の構成員として活動する形や、自ら法人を立ち上げる形などがありますが、収入や働き方は本人の経験・地域・取引先によって大きく異なります。
Q:受験料・試験日はどこで確認できますか?
A:受験料・試験日は年度によって変動するため、最新の情報は電気技術者試験センターの公式情報でご確認ください。
9. まとめ ── 電験三種は「事業用電気工作物の保安監督ができる国家資格」
本記事では、電験三種を、電気技術者試験センター・電気事業法・経済産業省の一次情報をもとに解説してきました。
- 電験三種は事業用電気工作物の保安監督ができる国家資格:電気事業法に基づく必置資格で、電圧5万ボルト未満が監督範囲(出力5千kW以上の発電所は除外)
- 受験資格は不問・年2回・4科目・科目別合格制で最大連続5回まで免除:1回で全科目合格にこだわらず、数年計画で取る方が多い構造
- ビルメン業界では「3種の神器」の1つに位置づけられる:4点セットの先のキャリアアップ資格群として、業界で広く言われる呼称
- 電気工事士(作業)とは法的役割が異なる:所管は同じ経済産業省でも、根拠法も対象範囲も別の資格
電験三種は、ビル・工場・発電所などの電気保安を法的に担う必置資格です。受験資格はなく、科目別合格制で複数年かけて取得できる構造になっており、ビルメン業界では4点セットの先のキャリアアップ資格としても広く知られています。どの資格から取るかは目的によって変わります。本記事が、その判断の材料になれば幸いです。
次に読むべき記事
出典
- 電気技術者試験センター「電気主任技術者の資格概要」(根拠法・保安監督範囲・選任義務・3区分/取得日 2026-06-05)
- 電気技術者試験センター「第三種電気主任技術者試験 試験概要」(試験科目・出題形式・科目別合格制度・五肢択一方式/取得日 2026-06-05)
- 電気技術者試験センター「第三種電気主任技術者試験 試験結果と推移」(受験者数・合格者数・科目合格者数の年度別推移/取得日 2026-06-05)
- 電気事業法(e-Gov 法令検索)(電気主任技術者の選任義務・事業用電気工作物の枠組み/取得日 2026-06-05)
- 経済産業省(公式サイト)(電気保安行政・外部委託承認制度の所管/取得日 2026-06-05)
文責:現場エンジン編集部
最終更新日:2026-06-05
